気づくのも難しい!脂質異常症について

生活習慣病の中で怖い病気のトップ4は「糖尿病」、「高血圧症」、「心臓病」、「脳卒中」とされています。これらはすべて、「血管」がおかしくなってしまうことで起こる病気でした。

「脂質異常症」も同じです。この病気は「高血圧症」と似ている部分があります。それは「特有の自覚症状がない」という部分。脂質異常症もまた、本人に自覚がないうちにかかり、進んでしまう恐ろしい病気の1つです。

◆どういう病気なの?

血管の中を流れる血の成分には、中性脂肪やコレステロールといった脂肪が入っています。
脂質異常症とは、脂肪が多すぎることで起こってしまう病気のことです。よく「血がドロドロ」のような表現をされる病気が、脂質異常症です。

この病気を放置してしまうと、血の中で脂がどんどん固まってしまい、最終的に「動脈硬化」を引き起こしてしまいます。動脈硬化が起きれば「心筋梗塞」や「脳梗塞」の発作を起こすでしょう。そこで初めて、脂質異常症の重大さと恐さが実感できるというわけです。

◆もしかしたらアナタも? 意外と多い患者の数

脂質異常症は自覚のできない病気、というだけではありません。糖尿病や高血圧に比べると症状の重さが分からないため、軽く見られてしまうことが多いこの病気。
男性の場合50歳代で2人に1人、女性の場合60歳代で3人に1人が異常とされる基準値を超えているとされています。

潜在患者はなんと、2200万人にもなるそうです。
しかし自分が脂質異常症であることを自覚している人は全体のわずか30%。自分で気づくことは難しいので、不安な方は病院で診査しましょう。

◆他の病気と重なることもあるの?

重度の生活習慣病の場合、当然重なることもあり得ます。
脂質異常症は「高血圧」と「糖尿病」と同じ、血の中で起こる重大な危険の1つです。これらの病気が重なれば重なるほど心臓病や脳卒中になりやすくなってしまいます。

この3つの病気が重なってしまった場合、虚血性心疾患や脳卒中になる可能性が、正常な健康状態の人の「約36倍」とされています。

脂質異常症は自覚症状がなく分かりにくいとされています。しかし放っておけるような軽い病気ではけしてありません。高血圧症と同じく、進行してしまうほど命にかかわってしまう恐ろしい生活習慣病の1つです。

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