EDは最初のサイン!見過ごさず、早期治療を

勃起不全、EDといっても、完全に機能しないという人はごく一部で、「たまに出来ないときがある」「特定の人だけできない」 など、中程度のEDである人が圧倒的多数です。そのため、すぐに専門の医療機関を訪れるなどの積極的な措置をとる人もまた少ないのです。

「気のせいだ」「たまたま調子が悪かっただけだ」などと現実から目を背ける人も多いのですが、残念ながら、EDは放っておけば症状はどんどん進行してしまいます。

また、EDは動脈硬化や糖尿病など、生活習慣病の初期症状として見られるケースも多くなっています。 これらの生活習慣病は、初期には自覚症状が乏しく早期発見が難しいとされていますので、EDは早期発見につながる重大な兆候として、放置せずしっかりと対処した方が良いでしょう。

◆生活習慣病の兆候として現れるわけ

勃起は、陰茎の海綿体にある動脈に血液が流れ込むことによって起こりますが、動脈が硬化している場合や、血液がドロドロで血流が弱い場合などの問題があれば、うまく機能しなくなります。

動脈の硬化は、中性脂肪やコレステロールが動脈に付着し、弾力性や柔軟性を失った場合や、高血圧の状態が長く続いたときに起こります。放置すれば狭心症や心筋梗塞などの心疾患や、脳卒中、脳梗塞などの脳血管疾患の原因ともなり、命に関わる重篤な病へとつながる可能性があります。

特に海綿体の血管は細く、動脈硬化の最初の兆候としてEDが現れやすいのは、このためだと言われます。

また、ドロドロ血液は高血圧、高脂血症、糖尿病のリスクも高めることが指摘されています。これらの症状は複合的に、悪循環を引き起こし、悪化しやすくなるため、初期段階で改善の努力をすることが非常に大切です。

EDはショッキングな出来事ですが、これを良い機会と考え生活習慣を見直すことは、命を延ばすことにもつながる重要事項と考えられます。

◆糖尿病との関係

糖尿病にかかると、あわせてEDとなる可能性は格段に高くなります。一説によると、糖尿病患者の80パーセントはEDを併発しているとも言われるほどです。

糖尿病は、血糖値の異常によって器質性EDの原因となる動脈硬化、海綿体の機能不全、神経障害を引き起こしやすくなるほか、糖尿病により生じる抑うつ傾向が心因性EDを招いたり、治療薬が薬剤性EDの原因となったりと、さまざまな面からEDを起こしやすくなっています。

糖尿病からくるEDの場合でも、ED治療薬の高い効果が期待できます。有名なのはバイアグラですが、特に食事のコントロールが重要な糖尿病患者の場合は、食事の影響を受けにくいシアリス、レビトラなどの治療薬も検討すると良いでしょう。

食生活の改善、適度な運動習慣を持ち、積極的に糖尿病のコントロールに努めることで、EDにも良い効果が期待できます。治療薬とともに、医師の指示に従って生活習慣を見直すことで、EDも改善され、一病息災で質の高い生活を送ることも可能となりますので、前向きに治療に取り組むと良いでしょう。

なお、うつ病を患っている場合、糖尿病、ED、うつ病を併発する可能性も高くなります。この場合、医師の慎重な判断が必要となりますので、気になる症状が見られた場合は、速やかに病院を受診するとよいでしょう。

Copyright(c) 2013 誰にでも分かる!生活習慣病 All Rights Reserved.

■参考サイトURL:http://www.hama1-cl.jp/column/ed_health.html