放っておくとひどくなる? 高血圧について

高血圧症 | e-ヘルスネット 情報提供|厚生労働省

「高血圧症」、という病名を聞いたことはありませんか?
健康診断などで腕の血圧を測定すると、「高血圧」と診断されることがあります。
そうは言われてもいまいちピンとこない。体におかしなことが起きているらしいのに自覚できない。高血圧症とは、自分自身でもどうなっていのるか自覚しにくい、変化の分かりにくい病気です。
自覚症状がないので、お医者さんに精密検査を受けましょうと言われても、「別に悪いと思えないからいいや」と放っておいてしまう人も。結果、重い病気の原因になり、死んでしまう。このような事例から、高血圧症は「サイレント・キラー」と呼ばれています。

ここでは、「高血圧」について説明していきましょう。

◆そもそも「血圧」ってなに?

血が血管の中をとおる時にかかる力を「血圧」と呼びます。
血は1分間におおよそ60~70回、心臓から血管へと押し出されます。手首や首筋をさわると、ドクンドクンと脈打っているのが分かるでしょう。これを脈拍といいます。
心臓がちぢこまって血を押し出した時が、血管に一番圧力がかかる瞬間です。その瞬間を「最高血圧」といいます。その後すぐに、肺が空気を吸って広がるのと同じように、心臓も広がります。この時、血圧は一番低くなります。この瞬間が「最低血圧」です。
「最高血圧」と「最低血圧」、どちらの数値が高くても「高血圧症」となります。

◆高血圧になってしまう原因は?

実は、今のところ分かっていないというのが実情です。
さまざまな原因があることは分かっています。しかしその中で、はっきりと原因として扱われているものは、全体の10%すらありません。
大部分の、原因が特定できない高血圧症を「本態性高血圧」と呼びます。病院に行って、あらゆる検査をしてもはっきりと原因が分からない高血圧がこれに当たります。

◆高血圧だと問題あるの?

血管の中を流れる血の圧力が高くなると、血管にずっと刺激がかかってしまいます。血管は刺激に弱く、特に酸素を届けてくれる動脈にダメージが出てしまうと大問題です。
血管が詰まり、血の流れが弱まってしまうと、心臓がどんなにがんばっても酸素やエネルギーを全身に運べなくなります。そうならないために、心臓はよけいにがんばって、ついには疲れて、病気になってしまう。そして心臓病や脳卒中といった、命にかかわる病気を引き起こしやすくなってしまうのです。
こうした悪影響も、「高血圧」は静かに運んできてしまいます。「サイレント・キラー」という呼び名がついたのは、こうした理由からです。

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