生活習慣病の基本?高血圧

医療機関を受診したり、健康診断の際には必ず測定する血圧。
高いとよくないことは知っていても、そこからどのような疾患に繋がっていくのかまではご存知ないことが多いのではないでしょうか。

◆高血圧とはどんな状態?

血圧とは血液が流れる時に血管にかかる圧力のことを言います。
心臓はポンプのように収縮と拡張を繰り返していますが、血液を押し出すために収縮した時にその圧力は最大となり(最高血圧)、その後ゆるんで拡張すると低くなります(最低血圧)。
高血圧とは、このいずれか、あるいは両方が高値を示すもので、その目安は最高が140mmHg以上、最低が90mmHg以上となっています。メタボリックシンドローム診断の場合は、この基準値がもう少し低くなります。

◆どうして体によくないの?

血管に高い圧力がかかり続けると、血管壁は徐々に疲労がたまり、劣化します。ここに糖尿病や脂質異常が加わると、さらに血管はもろくなるでしょう。
つまり、動脈硬化や血管障害のリスクが高まるということです。
また、細くなった血管に血液を流そうとして、心臓はより大きな負担を強いられます。
心臓に筋肉がついて大きくなる心肥大もその一つ。
その心筋に酸素や栄養を運ぶ冠状動脈で動脈硬化が起きると、血流が滞ったり血栓ができたりして、心臓に血液が供給されなくなります。
これが虚血性心疾患と呼ばれる心筋梗塞や狭心症を引き起こすのです。
もちろん脳梗塞や脳出血など、脳の血管でも同様の症状が起こる可能性があります。

◆原因のわかっている高血圧は全体の1割程度

高血圧の原因は偏った食事や運動不足などいろいろですが、はっきりと特定されている二次性高血圧(症候性高血圧)のはわずか1割程度と言われています。
高血圧患者のほとんどは、これといった理由のない「本態性高血圧」と呼ばれるもの。 それだけに、定期的な測定が必要になってきます。
一度測って高かったから高血圧、と言いきることはできないのです。
最近は家庭で測定できる血圧計も市販されていますので、気になる人はかかりつけ医やドラッグストアで相談してみるとよいでしょう。

◆低血圧でも問題はある

では、高血圧よりは正常値より低い低血圧の方がいいのでしょうか?
低血圧は最高が110mmHg、最低が60mmHgを下回るもので、めまいや立ちくらみなどの症状がなければ特に治療は行われないことがほとんどです。
「血圧が低いだけの健康体」と見られがちですが、倦怠感や疲れやすいといった不快感がある場合は、医師に相談することをおすすめします。

高血圧はこれといった自覚症状がないため気づきにくく、健康診断などで指摘されても放置する人が多いようです。
軽く考えず、本格的な疾患に移行してしまう前に、生活習慣を見直したり、必要ならば医療機関を受診しましょう。

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