生活習慣病がもたらす男性特有の悩み

生活習慣病には、性差による症状の違いやそれぞれの悩みもあります。
男性の場合は痛風(患者の99%が男性)や勃起不全(ED)、最近では慢性閉塞性肺疾患(COPD)などが挙げられます。
中高年女性の体調不良が、閉経に伴うホルモン分泌量の低下によるところが大きいのに対し、男性は生活習慣が深く関わっていることが多いようです。

◆慢性閉塞性肺疾患ってどんな病気?

ここ数年注目されつつある慢性閉塞性肺疾患(COPD)。
長年に亘る喫煙のために気道が炎症を起こしてふさがった状態になったり、肺胞が破壊されたりするもので、慢性気管支炎や肺気腫がこれに当たります。 咳や痰が長く続く、階段を上るだけで息が切れてしまうなどの症状がある場合は要注意です。
世界的にもその患者数は増加傾向にあり、近い将来死因の上位に来ると予想されています。
かつては大人の男ならタバコを吸うものとされていたせいか、現在でも40~50代の男性の喫煙率は40%以上、60代でも30%を超えています。そのため男性特有の病気というわけではありませんが、患者数は圧倒的に多いようです。
「一日に吸う本数×喫煙年数」で算出する喫煙指数が400以上で、咳や痰、息切れなどの症状がある場合にはCOPDの可能性があると言えるでしょう。

◆勃起不全はなぜ起こる

生活習慣病と勃起不全(ED)は深い関係があります。
糖尿病でEDになった、という話はよく聞きますが、どうしてそうなるかはご存知でしょうか?
性的に興奮・刺激を受けると、血液が陰茎の毛細血管に流れ込んで勃起が起こります。
しかし、糖尿病を始め、高血圧や脂質異常による動脈硬化が起きると、血流が阻害されるため末端まで血液が行き渡らなくなります。 また、糖尿病の場合は神経障害も発症しやすくなるので、脳からの命令がうまく伝わらずEDになりやすいのです。
このような場合には、やみくもに怪しげな精力剤を飲んで何とかしようとしないでください。
まずはかかりつけの医師に相談して、生活習慣病と並行して勃起不全の治療を行うようにしましょう。
バイアグラなどのED治療薬は、糖尿病や高血圧などでも服用できますが、薬の飲み合わせの問題もありますので、必ず医師の管理下で使用することが必要です。 個人輸入や海外通販で入手できるバイアグラは偽物や粗悪品の可能性もあるので避けた方が無難です。

EDは男性にとってはプライドや自信に関わる一大事ですよね。痛風やCOPDと同様に、放置しておくわけにはいきません。
適切な治療を受ければ充分に回復が見込めますので、生活習慣の改善と併せて治す努力をしましょう。

Copyright(c) 2013 誰にでも分かる!生活習慣病 All Rights Reserved.

■参考サイトURL:http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/kouketuatu/about.html