長生きの秘訣!?長寿をもたらすホルモンとは

日本人は世界でも長寿として有名で、100歳を超えてなお元気な高齢者も多数存在しています。
長寿の秘密は誰しも知りたいものですが、慶應義塾大学医学部では、100歳以上の高齢者約500人の実態調査を行いました。その結果、長寿の人に共通するある秘密が明らかになったのだそうです。

◆長寿の人に共通する奇跡のホルモン!?

人間、100年も生きていれば、体のあちこちに故障が現れるのはむしろ当然とも言えます。100歳以上の高齢者のほとんどは、さまざまな持病を抱えています。しかし、他の年齢層と比較しても、かなり罹患者が少ない病気が特定されたのだそうです。

その病は、糖尿病です。
糖尿病は、40歳以降に急激に罹患率が増加する生活習慣病で、日本全体でみると罹患率は11%以上、予備軍も含めると24%近くに上るのですが、100歳以上の高齢者では、罹患者はわずか6%という結果が得られたのだそうです。

さらに詳しく調べると、100歳以上の高齢者ではインスリンの働きを良くし、糖代謝を活発にすることで糖尿病を予防し、動脈硬化も防ぐ効果があるアディポネクチンというホルモンの血中濃度が平均値の2倍以上もあることが分かったのだそうです。
このことから、万病の元と言われ、さまざまな合併症を起こす糖尿病にかかりにくい体質が、長寿をもたらしていると考えられます。

75歳以上になると、アディポネクチンの数値が高い人の割合が増えるという調査結果もあり、逆に言えばアディポネクチン値の低い人は75歳以上まで生きるのは難しい可能性があるといえそうです。

◆アディポネクチン値の自己チェック

では自分のアディポネクチン値はどれくらいなのか、非常に気になる所です。正確な数値は、病院で血液検査をしてもらわなければ分からないのですが、簡単な自己チェックが可能です。

まずは、男性は20歳、女性では18歳の頃の体重と比較して、男性なら10キロ、女性では8キロ以上の増加がみられた場合、アディポネクチン値はかなり低下しているとみられます。
また、ウエストが身長の半分以上の値となると、アディポネクチンの分泌が減少することも分かっています。

成人を迎える頃には、骨格、筋肉、その他の機能はすべて完成されていますので、そこから増加した部分はすべて脂肪と考えられるのですが、内臓脂肪が増えれば増えるほど、アディポネクチンの分泌は減少するのだそうです。

◆アディポネクチンを増加させるには?

アディポネクチンは増加させることも可能な成分です。まずは、適度な運動習慣を身につけ、内臓脂肪を減少させることが大切です。

また、食事に気をつけることでも、アディポネクチンを増加させることが可能です。

大豆に含まれるβ—コングリシニンは、アディポネクチンを増やす作用があるので、豆腐や納豆などの大豆製品は積極的に食生活に取り入れると良いでしょう。
また、特に青魚の脂肪に多く含まれるEPAも効果的です。ただし、高温で調理すると脂肪が溶け出してしまうため、揚げ物は避けた方が良いようです。

現在はまだ、投薬によってアディポネクチンを増加させることはできないのですが、世界中でアディポネクチンを増やす新薬の研究が行われているのだそうです。

アディポネクチンは長生きを約束してくれる夢の新薬となる可能性があります。少なくとも、その新薬の開発までは生き残れるよう、適度な運動を心がけるなど、健康に気を遣いたいものです。

参考サイト:http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35792

Copyright(c) 2013 誰にでも分かる!生活習慣病 All Rights Reserved.

■参考サイトURL:http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/kouketuatu/about.html